メンテナンス・マージン制度

ここでは、8 月 1 日に実施されるレバレッジ 25 倍規制にあわせてスタンダード口座 (個人) に導入される新たな証拠金システム「メンテナンス・マージン制度」を説明します。
説明を簡単にするために、取引条件としてドル円 10,000 通貨のオープンポジションを例に解説します。
7 月 31 日までのロスカット方法

7 月 31 日までは、有効証拠金が証拠金率の 2% (維持証拠金 ¥20,000) を割り込んだ時点で強制決済となっていました。
8 月 1 日以降の一般的なロスカット方法

8 月 1 日以降、一般的な FX 業者の場合、レバレッジ規制に伴い証拠金率の 4% (維持証拠金 ¥40,000) を割り込んだ時点で強制決済となってしまいます。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度証拠金アラート ( 1/5 )

メンテナンス・マージン制度が導入される FXCM ジャパン証券の場合を見てみましょう。
有効証拠金が証拠金率の 4% (維持証拠金 ¥40,000) を割り込んだ時点でTS に「証拠金アラート」が表示されます。またこの時点で、新規ポジションは建てられなくなります。
ただし、この時点で強制決済にはなりません。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度証拠金アラート ( 2/5 )

この時点で、TS の口座情報の MC の列に、W と表示されます。通常は N と表示され、強制決済になると Y と表示されます。W の場合は有効証拠金が証拠金率の 4% を割り込んでいますが、ポジションは強制決済されません。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度証拠金アラート ( 3/5 )

メンテナンス・マージン制度の導入により、TS の口座情報メニューが一部変更されています。
③ の余剰金額が 0 以下となった場合、従来どおりロスカットを示します。
⑤ は ④ に対する余剰金を示します。MC 列が W となると、マイナスの値となり、「証拠金アラート」が表示されます。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度証拠金アラート ( 4/5 )

さらに、有効証拠金が証拠金率の 1% (証拠金率 4% の 4 分の 1、¥10,000) になった時点で、はじめて強制決済となります。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度証拠金アラート ( 5/5 )

次に有効証拠金が証拠金率の 4% を一旦下回り、その後相場が有利な方向に戻した場合です。
すでに「証拠金アラート」が発動しているため、新規ポジションを建てることはできません。
但し、マージンコール判定を受ける前に入金、ポジションの一部を決済、もしくは相場が有利な方向に戻したことよって証拠金率の 4% を回復すれば、フリーコールに依頼するか、またはロック解除判定時に自動的にロックが解除されます。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度定時マージンコール ( 1/7 )

では、こちらの例ではどうでしょうか。
ポジションを建て、その後相場が不利な方向に動き、有効証拠金が証拠金率の 4% (維持証拠金 ¥40,000) を割り込んだとします。
この時点でロックがかかり、新規ポジションは建てられません。また、TS に「証拠金アラート」が表示されます。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度定時マージンコール ( 2/7 )

夏時間の場合、A 地点 AM6:00 にマージンコール判定が実施されます。
有効証拠金が証拠金率の 4% を割り込んだ場合、FXCM ジャパン証券から必要追加金額が「定時マージンコールメール」で送信されます。
メールを受信した場合、次のロック解除判定時 (夏時間 AM4:00) までに、E-mail に記載されている金額以上を入金するか、ポジションを必要に応じて決済し、証拠金率の 4% 以上に戻す必要があります。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度定時マージンコール ( 3/7 )

E-mail に記載された金額以上を入金しました。
そのため、B の時点で有効証拠金が証拠金率の 4% 以上となりました。
FXCM ジャパン証券フリーコールにロック解除を依頼すると、取引を再開できます。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度定時マージンコール ( 4/7 )

B の地点でロックを解除せず、2 日目の ロック解除判定である C 地点を迎えたとします。
この時点で 有効証拠金が証拠金率 4% 以上を維持していた場合、自動的にロックが解除され、通常通り取引が可能になります。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度定時マージンコール ( 5/7 )

入金したにも関わらず、さらに相場が不利な方向に動き、D の地点のように有効証拠金が証拠金率の 4% を割り込んでしまいました。
この D 地点で強制決済はされません。2 日目の NY クローズの時点で再びマージンコール判定の対象となります。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度定時マージンコール ( 6/7 )

先ほどの例と同様に、こちらもポジションを立てた後、相場が不利な方向に動きました。
有効証拠金が証拠金率の 4% (維持証拠金 ¥40,000) を割り込みました。
この時点でロックがかかり、新規ポジションは建てられません。また、TS に「証拠金アラート」が表示されます。
マージンコール判定時に、「定時マージンコールメール」が送信されます。
FXCM ジャパン証券のメンテナンス・マージン制度定時マージンコール ( 7/7 )

マージンコール判定を受けてから、ロック解除判定を受けるまでの間に、「定時マージンコールメール」に記載された必要追加金額が回復しなかったとします。その場合、B 地点のように有効証拠金が証拠金率の 4% を超えていても、または C 地点のように証拠金率の 4% を割り込んでいても、いずれの場合も強制決済の対象になってしまいます。

